精神疾患は精神疾患を抱えている人にしか分からないためオンラインピアカウンセリングへ
私は精神疾患を抱えて20年近くになりますが自分自身の体調の事を具体的に医師に伝える事は未だに具体的な説明をする事が難しい状況です。
分かりやすい例で言えば「食欲不信」とか「眠れない」「不安感が強い」とかならば具体的に伝えることが出来ますが全ての症状を具体的に言えるのかという部分では言えないのも実情ではあります。
仮に「不安感」という要素にしても理由もなく突然不安感を感じる事があるように「なんとなく調子が悪い」「何となく疲れている」というように精神疾患の体調の変化という意味で言うと「何となく・・・」のような要素が多く具体的な要素というよりは感覚的な要素が多くあり医師に伝えるのが非常に難しい部分も多くあります。
他にも、薬の変更を加えた時などの体調の違いに関しても簡単に「体調が良くなった」「体調が悪くなった」と言うだけでなく具体的にどう変化したかを問われた時に明確に「だるい」「眠れなくなった」とかの具体的な変化があればいいですが「何となく気分が良くなった」「何となく体が身軽になった」とか「何とかく気分が落ち込んでいる」「何となく体がだるい」とか確実に体調を示すのが非常に難しくなるのも精神疾患の多くある部分です。
もちろん、精神科や心療内科の医師であれば「何となく・・・」で理解してもらえる要素だとは思いますが友達や職場関連など一般的な人としては「精神疾患があるから突然体調を崩すかもしれない」的な部分は理解してもらえるかも知れませんが本当に体調が悪化した場合に「どうした?」と聞かれても「何となく不安感が強くなった」なら理解できたとしても「何となく・・・」だと殆ど理解して貰えないやり取りしかできないのも実情です。
でも、ここまで理解してくれる人は稀であり本当に大切な友人や知人だと思うので大切な人脈だと思います。
殆どの人からすると精神疾患の事は理解してくれても、どうして突然体調を崩すのか?理解できない人の方が圧倒的に多いのも事実です。
もちろん、精神疾患を抱えて20年近くの私でも理解出来ないタイミングで突然体調が悪化する場合もありますし、車の運転中に突然強い不安感を感じる時は多くあります。
結局、自分自身でも体調がいいと感じていても小さな事で気分の波が変化したり理由もなく体調が悪化したり自分自身でも完全にコントロールできない要素もある訳であり説明も具体的な説明ができる訳ではないので、そのような部分を理解して貰おうと考えても基本的に理解して貰える人は10人中1人いれば幸せな方だと思います。
家族であっても病状に関してしっかり理解してくれているかと言われたら家族も頑張って理解しようとしてくれていると思いますが難しい部分があるのも実情だと思います。
だからこそ必要となってくるのがピアカウンセリングという考え方になり精神疾患の事を理解出来るのは精神疾患を抱えた患者だけになる訳です。
この領域に関して言えば病院勤務の臨床心理の方なら多少の知識や経験はあるとは思いますがGoogle検索で探す臨床心理士の方では理解出来ない世界な訳です。
そのような意味からも私たちが提唱しているピアカウンセリングやピアカウンセラーが一般的なカウンセリングスタイルとして定着していく事が非常に大切な事だと考えております。