海外でのピアカウンセリングは治療の一環

ピアカウンセリングという制度は海外では医療制度の一部としてイギリスなどでは保険の対象となる制度であり治療の一環として認められている制度になります。

アメリカでも精神疾患における治療の一環としてピアカウンセリングは普及しています。

更に、オーストラリアやニュージーランドでも精神疾患の治療の一部としてメンタルヘルスなどに常駐をする形でピアカウンセラーとして勤務をして患者のカウンセリングを治療として行うのは一般的で病院以外でも独立した形でピアカウンセリングを行う民間組織も多く存在しています。

精神領域という意味では幅広い国々が治療の一環としてピアカウンセリングを導入している国々も多く存在します。

この精神領域という観点で言えば、カウンセリングのワールドスタンダードはピアカウンセリングというスタイルが定着しいていますが日本では全く定着していないのが実情です。

日本で定着しない理由としては医師会などがカウンセリングの有効性を認めていない事や日本では臨床心理士会が存在している事で臨床心理士の方によるカウンセリングが一般的で認められている事などが主な要因だと思います。

この様な医師会の意向や臨床心理士会の意向が厚生労働省や政治的な意味合いにおいて大きな影響力があり他の選択肢が普及しない状況を作り出す要因があると思います。

そして、ピアカウンセリングというのは精神領域での世界中で色々なジャンルのピアカウンセラーが存在します。

世界中で一番多く存在するのは精神領域のメンタルケアが一番多いカテゴリーにはなりますが他のジャンルにはアルコール依存症から立ち直った方がピアカウンセラーとしてアルコール依存症で悩まれている方々のサポートをするピアカウンセラーも多く存在しています。

アメリカではドラックで摘発され更生した方々が公務員として採用されドラックで摘発され更生施設などでドラックから抜け出す為のサポートをするピアカウンセラーなども存在します。

南アフリカなどでは、HIV患者を国が採用し公務員という形でHIV患者のカウンセリングでのフォローアップやHIV撲滅に対して働きかけを行うなど国家としてアメリカのドラック問題と同じように国が主体となって動いている国もある訳です。

近年、日本でも各都道府県や各市区町村が「がん患者の集う会」とかを「がん患者のピアカウンセリング」と置き換えたりしている場合が多くなってきています。

精神領域に関しても一部ですが「精神疾患患者の相談窓口」が「ピアカウンセリング」に置き換えられたりしていますが実態は精神疾患を抱えているカウンセラーではなく普通の相談窓口で職員が行なっている場合が多くあります。

他にも、不妊治療のピアカウンセラーや子育てのピアカウンセラーとか使い方を間違えているピアカウンセリングやピアカウンセラーが多く日本にはいます。

ただ、精神疾患を患っている人が行うピアカウンセリングは普及していないというか私達NEED ROOM以外は知りません。

他にも、身体障害者の方が行うピアカウンセリングも知りません。

精神領域のピアカウンセラーの役割は精神疾患を発病する前に予防する事や精神疾患を抱える人の孤立を防ぐ事や自殺を防ぐという役割があります。

身体障害者の方も幅広くあると思いますが、病気で身体障害者になる人や事故で身体障害者になる人などジャンル別のピアカウンセラーが働く事こそ意義のあるジャンルとして定着することを願っています。

しかし、日本においてはピアカウンセリングが全く普及していないだけでなくピアカウンセリングを知らない人も多くいます。日本という国は新薬なども海外で実績があるとはいえ海外で認可されていても5年や10年遅れて認可される国である事やカウンセリング資格が多様かしている事で市民権を得ているカウンセリング資格が固定化されているなど多くの問題があります。