木の温もりを大事にしましょう

子供の教育に木製のおもちゃで遊ばせるのが良いと言いますが子供だけではなく大人にとっても木製の家具などには癒しの効果もあると言われています。

そして、良質な木材を使った家具などは一生物とされるものも多くありメンテナンスさえ行えば長年使用出来るのも大きな利点になります。

しかし、昨今は海外の安い木材に高級感のあるプリントを施したラミネート板を貼り付けた格安家具が多く出回り数年で買い替えが必要になるような商品が非常に多くなっています。

このような状況が続くと日本の林業問い産業が大きく廃れてしまい良質な木材の流通量も限られてしまいます。

林業とは何かという意味も大事になりますが林業の従事する人たちは気を切る事が仕事ではなく土砂崩れの原因とされている老木になる前に木を切り新たに木を植えて森や林を管理する大事な役割でもあります。

昨今、問題になった山火事なども老木を放置する事で木が乾燥し火災が広がる要素につながってしまいます。逆に若い木は水分を多く含んでいる為にしっかりと管理された状態であれば火災の範囲は最小限で食い止められた可能性もあります。

しかし、林業に携わる人達も山・森・林の環境を守る為にボランティアで仕事をしている訳ではなく老木になる前に木を切り一番良い状態の木材を売って生計を立てます。老木になってしまうと木材の価値がなくなってしまう為に放置される場合が多くなります。

老木になる少し前の木材は一番良質とされて高級家具や楽器、車のウッドパネルなど幅広く使われます。

しかし、老木になってしまった木材や良質な部分以外の木材は基本的に割箸になります。

一昔前になりますが、割箸を使うことは環境に悪いという風潮があり多くの飲食店から割箸が消えてしまうという事態に陥りました。コロナの問題以降は割箸率が少しずつ戻ってきていますがそれでも需要は減っているとの事です。

割箸を使う事は環境に悪いのではなく逆に環境のためにも割箸を使うべきです。

老木になると良質な木材ではなくなるため老木になる前に伐採をして新しい苗木を植えて山・森・林を管理し林業に携わる人も良質な木材を売り利益を得て残りは割箸向けの木材として出荷し割箸として利用する。

でも、今は良い状態の木材よりも老木の方が増えているのが実態で老木は倒木の危険性もあれば根が腐り土砂崩れを起こす可能性も高くなります。

花粉症なども同じで樹木が必要以上に年月を重ねてしまう事で花粉の飛沫量が増えてしまうとも言われていて樹木を伐採する事が環境に悪いというのは大間違いです。

普通に考えてください。

噴火などの影響で樹木が育たない環境はありますが基本的に山は樹木で覆われています。

人間に私利私欲で樹木の伐採を行っていたら多くの山から樹木は消えていても不思議ではありません。

それは、環境のことも配慮した伐採と植樹を正しく行っている事で環境に影響を与えない形が成立しているから成り立っている訳で林業が廃れて仕舞えば逆に環境への悪化に繋がってしまいます。

その林業に携わる方々への敬意の意味でも割箸を使う意味があると思います。