日本の社会制度がストレスを生み出しています
日本という国は、国民民主党が主張している103万円の壁とかに象徴されているように仕事をするのが美学になっている部分や残業するのが美学的な考え方が基本的に間違っていると思っています。
そして、政治家が103万円の壁とか言っているわけですから政治家は国民に対して「もっと働きなさい」と言っているのと変わらないと考えています。
例えば、残業して夜の9時まで働いて30分で帰宅できたと仮定しますが21時半に帰宅して趣味的な要素を取り入れられますか?という部分になってきます。
定時が17時とか18時であれば帰宅する前に映画館に立ち寄って映画を見る事も出来ればカラオケに行くことも出来ます。
他にも、子供が居れば帰宅して育児も出来ますし家族との時間を十分に作る事も可能になります。
本当の意味で心のエネルギーであったり心身のエネルギーだったりをしっかり獲るには仕事とは違うプライベートな時間をしっかり確保することがストレスの溜まらない社会にする事が一番良い方法であると思いますし人間としても健全な働き方だと思います。
プラスして言えば、有給休暇は全て使うのが当たり前であり男性の育児休暇も当たり前という社会を作ることでストレス対策だけでなく少子化問題でも有効な手段だと思います。
今の日本社会では男女共に土日以外に趣味を楽しめる環境がなかったり家庭で家族サービスをする時間がなかったりしている現状がストレスを生み出し精神疾患患者も増えてしまう結果になっています。
また、ストレスというのは精神的な要素だけでなく心筋梗塞や脳梗塞だけでなく癌の発症にも関わってくる部分でありストレス=精神疾患だけではない病気のリスクを上げます。
会社という組織も同じで一見すると定時で退社されてしまうと仕事が終わらないなどの問題もあると思いますが残業代として支払っていた部分を人材確保に繋げていく事も出来ます。
また、プライベートな時間が確保される事で仕事の効率が上がるといったデータも出ていますし、そもそもせっかくの人材が精神疾患を含め色々な病気で長期間離脱される事となれば会社の方としても損失が大きいと思っています。
ピアカウンセラーの立場から言っても働き過ぎている社会システムで「22時に帰宅するのにホームケアする時間ありません」と言われてしまうと言葉がありません。
精神疾患患者という立場から言えば「もっと早く体のサインに気が付ければ・・・」とか「寝る時間を惜しんでまで仕事をする意味があったのか?」とか基本的には考えない様にしていますが色々な後悔があります。
高度経済成長期とかであれば「働かざる者食うべからず」という言葉に象徴されている要素があったとは思いますが今は全く違うわけです。
経済大国と言われている日本で日本人がプライベートな時間を削って身を粉にして働いている現状を変えていかない限り給料は上がらないストレスしか溜まらない社会になっている訳です。
イメージとして中国人は働かないイメージがありますが指導さえしっかりすれば仕事を失いたくないのでしっかりと働きますが仕事が残っていても時間になったら帰ります。
でも、別に中国人だから時間通りに帰るわけではなくて世界では時間通りに帰るのがワールドスタンダードです。
別にアメリカ人やヨーロッパ諸国の人たちが仕事をしない訳ではなくしっかり仕事はしますし有能な人たちも非常に多いです。
ただ、時間になれば「友人と食事です」「帰って家庭サービスです」と言って帰るのが本当の意味で良い社会制度になっていると思います。
敢えて違う部分として言えばスポーツに関わる人達であったり医療に従事しる人だったり職種によって若干の違いがあるのも事実です。
今の日本なんて最悪で働いても物価高でお金は貯まらずストレスだけは溜まっていく社会です。