
持続性抑うつ障害の治療法|長期に続く気分の落ち込みを改善するために
持続性抑うつ障害(かつての慢性うつ病、ディスチミア)は、2年以上にわたり軽度から中程度の抑うつ状態が続く病気です。大うつ病ほど症状が激しくないものの、長期間続くことで生活の質に大きな影響を与えます。
本記事では、持続性抑うつ障害の効果的な治療法を詳しく解説します。
1. 薬物療法
持続性抑うつ障害の治療には、抗うつ薬が用いられます。
- **SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)**が主に処方されます。
- 効果が現れるまでに数週間かかることがあるため、医師の指示に従い根気よく服用を続けることが重要です。
- 副作用が気になる場合も、医師に相談しながら調整していきます。
2. 精神療法
薬物療法と併用して行われることが多く、特に以下の療法が有効です。
- 認知行動療法(CBT):ネガティブな思考パターンを認識し、より建設的な考え方へと変えていく
- 対人関係療法(IPT):人間関係の改善を通じて気分を安定させる
3. 生活習慣の改善とセルフケア
- 規則正しい睡眠やバランスの良い食事、適度な運動を心がけること
- ストレスの原因を減らす工夫やリラクゼーション法を取り入れることも大切です。
4. 長期的なフォローと支援
持続性抑うつ障害は慢性化しやすいため、長期的に医師やカウンセラーと連携しながら治療を続けることが回復への鍵です。
メンタルカウンセリング NEED ROOMのサポート
オンラインで利用可能な「メンタルカウンセリング NEED ROOM」では、持続性抑うつ障害の方に対しても専門的なカウンセリングを提供しています。
- 定期的な心理的サポート
- 日常生活のアドバイスやセルフケアの指導
- 患者さんのペースに合わせた丁寧な対応