多くのストレスは認識されないストレスです。

人間が感じているストレスの多くは脳の中で認識されていない自身で気が付かないストレスの方が圧倒的に多くなります。

そして、認識されているストレスというのは対処法があったりする場合が多く自分自身の中にある問題が明確になっている為にストレスとして認識出来る訳です。

その様な意味合いで、認識していないストレスの方が危険で気が付かない間にストレスを溜め込んでいる場合が多くなります。

更に言えば、身体が感じるストレスや電車の音や車の音なども脳にとってはストレスになります。身体が感じるストレスは「今日は一段と寒い」とか「今日は暖かい」などのちょっとした寒暖差でも身体も脳も実はストレスとして気が付かない間にストレスとして蓄積されます。

精神的な悩み・不安・ストレスは基本的に脳内で認識される要素です。勿論、精神疾患も脳の疾患であり精神科というカテゴリーを変更するならば脳神経内科と言い換える事も出来ると思います。

この脳の働きは素晴らしく脳内ではストレスとして感じられても人間が認識する時には楽しい事だと感じさせたりする事もあります。他にも、都会に憧れている人には人混みや雑音なども都会に来たと興奮させたりする場合もありますし、電車が好きな人なら人混みでも電車の雑音も楽しいと感じさせたりします。

脳の仕組みとしては、「脳がストレスだからやめて欲しい」と訴えていても脳が出す信号は「楽しいなぁ〜」と感じさせる場合もあるという事になります。

でも、脳は正直で「楽しい」と感じさせている要素でも必ずストレスのサインが出ます。ため息や疲労感というのは脳のシグナルです。

例えば、ディズニーランドに遊びに行ったと仮定するとテーマパーク内で遊んでいる事はストレス発散行為ですが人混みや列に並ぶなどの行為は楽しいという認識でありながら脳ではストレスと感じています。他にも移動する際のストレスなどもあります。でも、この場合に関して多くは疲れというストレスサインが出ますが遊び疲れというのはいい意味でのストレスサインだと私は考えています。

ストレスと一言で言っても良いストレスと悪いストレスがあるのが脳の仕組みとして面白い要素です。

今度は、ディズニーランドではなく職場に出勤すると仮定すると移動のストレス、職場でのストレスなどは基本的に習慣として認識されているので気が付きませんが脳内ではストレスと感じている訳です。

そして、帰宅した時に出る疲労感やため息というのは脳のストレスシグナルとして悪い意味でのストレスサインになります。

これは、職場環境が素晴らしく楽しく仕事ができていたとしても習慣的にやっている行為という中で生まれてくるストレスは基本的に悪い意味でのストレスシグナルになります。

ため息や疲労感を放置していると食欲が落ちたり寝つきが悪くなったりと脳からのストレスシグナルが強くなってきます。

そして、その状態を放置すると精神疾患に陥る可能性が一歩一歩と高くなってきます。精神疾患は脳の疾患だと言いましたが脳にストレスを溜め過ぎると脳内でエラーが起き精神疾患として発病する可能性が出てくるのでストレスのシグナルに対して敏感になりストレス処理する事が重要になってくる部分だと思います。

NEED ROOMはカウンセリング内でストレスを少しでも減らす方法を考える提案をしていますので一緒にストレスを減らす方法を考えてみませんか?