ピアカウンセラーだから分かる再生医学と予防医学

最近の医療テーマとして予防医学や再生医療という言葉をよく聞く時代になりました。

再生医療という分野では数々の病院でいろいろな研究がなされていてフジテレビで放送された医龍というドラマで登場した心筋シートという再生医療は大阪の大学で今でも研究されて多くの大学でテーマは違いますが数多くの研究がなされています。

そして、ノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授が研究されているIPS細胞を使用した再生医学は京都大学の再生医療研究所というチームで非常に数多くのIPS細胞を使用した研究が進んでいます。

今、京都大学で進められている多くの研究が本当に身を結べばコロナやインフルエンザとかのウイルス感染も無くなる可能性もありますしガンで亡くなる事も無くなります。

他にも、難病にも対応できるオールマイティーな再生研究なども多く進んでいます。

今現在、何歳まで生きれば長生きと言うのかと言う要素に対して90代まで生きていれば十分長生きの範囲に入るのではないかと私は思いますが山中教授はIPS細胞の研究が実用化されれば人間の寿命が120歳から150歳まで伸びるそうです。

しかし、個人的に残念な要素があるとしたらIPS細胞を使用した研究の中で精神疾患の治療や予防に対する利点はありません。

もちろん、ストレスを含めた精神疾患の研究は国内外で研究され新薬も多く発売されていますが根本的な治療に至る研究結果は対処法でしかありません。

私としては、精神疾患を抱えて120歳まで薬を飲みながら生きるのは辛い気がします。

そして、予防医学ですがIPS細胞を利用したワクチンなどで癌を予防が出来る研究やウイルスに対するワクチンなどの研究も進んでいるそうです。

これもまた、精神疾患の予防ワクチンというような要素はありません。

現状の研究で精神領域の疾患に対する予防医学が確立されているのはカウンセリングしか無いというのが現実になります。

私の話ですが22歳から精神疾患を抱えて19年です。

発病前に誰かに相談していれば精神疾患に陥らないで済んだのではないかと今になって思います。

今、研究されている最先端な予防的な要素が実現しても予防医学には保険が適応されませんし精神疾患の予防という意味でもカウンセリングにも保険は適応されません。

そのような意味で、カウンセリングというのは安い金額ではありません。私自信がNEED ROOMのカウンセリング料金は設定を行っていますが決して安い金額ではないと自分でも思います。

この金額設定のベースになっているのは、私が精神科を受診した時の診察料と薬の金額の1ヶ月分お金額が約5,000円です。そして、1年間という意味でいえば6,0,000円になります。プラスしていえば19年続いていると考えると1,140,000円です。

保険適応で自立支援という精神疾患関連で指定した病院と調剤薬局は1割負担で済む訳ですがそれでも19年で100万越えです。3割負担であれば300万越えです。しかも、今後も精神疾患での受診と薬代は発生していきます。

もちろん、金額的な事だけではなく精神疾患という病の辛さも知っていますしいまだに陰口を言う人もいます。また、治療も長期戦になることも多くあります。そして、私が一番辛かった要素としては友達が減りました。

これが、精神疾患を患っているからこそ話せる実情です。

だからこそ、精神疾患を甘く考えず私のような精神疾患を患っているからこそ精神疾患の予防としてカウンセリングは重要な意味合いを持ちます。

NEED ROOMでは私が経験してきた事を逆に経験して欲しくないと言う意味で精神疾患に対する予防に力を入れています。