オンラインカウンセリングピアカウンセラーが感じる日本の医療

ピアカウンセラーとして精神医療の世界に携わり一方で精神疾患患者としてメンタルクリニックを受診する立場から今の医療制度では医師が良い医療を目指したとしても厚生労働省が検査の規制や処方の規制など行い医師が問題ないと判断していても薬が処方出来ないなど医療費を削減するルール作りを厚生労働省が作った為に医師の判断を尊重した医療から厚生労働省が決めた範囲での治療しか出来ない医療制度に変わってしまっています。

しかし、このルールには大きな欠点や危険性も秘めている状態ではあります。

一つ目は検査を制限する事で大きな病気の見逃しにも繋がる可能性があります。

ここに関しての厚生労働省の見解は市区町村で行なっている健康診断を受ける事を推奨し人間ドックでの健康診断を推奨しています、

これが何を意味しているかというと人間ドックには自由診療なので保険の対象外になり医療費が発生しませんし市区町村の健康診断も市区町村の負担になるので医療費は発生しない訳です。

二つ目に問題となるのは処方規制です。

この処方規制の危険性は検査以上に問題になる部分で処方出来る薬を制限されれば一つの薬に大きな負担が生じてしまい使える薬の容量が増えてしまい状況によっては薬の基準容量の限界まで使う必要がある場合もあります。

薬というのは薬の飲み合わせなどで副作用が出る場合ももちろんありますが薬の容量に関しても増えれば増えるだけ副作用のリスクも上がります。

例えばですが、二つの薬をバランス良く使用した場合の副作用リスクより一つの薬を規制の限界まで使った場合とでは薬の効果も違ってきますし副作用のリスクも増えてきてしまいます。

もちろん、救急部門や紹介状を必要とする総合病院では若干の違いがあるとは思いますが個人のクリニックなどでは全ての内科や外科のような科目も同じ状況になっています。

このようなシステムにしてしまうと日本の医療制度根本が世界から大きく遅れていくでしょうし今までの日本の医療からも後退してしまい結果として財政難での医療崩壊ではなく医療制度そのものが崩壊してしまうのではないかという疑問すら湧いて来ます。

私自身も薬の副作用で救急搬送されました。

よくあるパターンで「節約したつもりが最終的には高くついた」という言葉があるように結果的な事を言えば今の方針で厚生労働省が規制を掛ければ逆に医療費が増えていく気もしています。