
ストレスは花粉と同じです
花粉症を発症する人と花粉症とは無縁な人の違いは花粉を許容するタンクの容量で決まってくると言われています。花粉を許容するタンクに余裕があれば花粉症の症状は出ませんが許容するタンクから溢れると花粉症を発病すると考えられています。
一概には判断出来ませんが「去年は平気だったけど今年は花粉症の症状がある」というタイプの人もいて毎年同じように症状が現れない人もいます。
ストレスも花粉と同じでストレスタンクがあります。
そして、ストレスはタンクから溢れる前にサインを出しますがストレスのサインに気がつくのは実は難しかったりもします。
逆に、「嫌なことがあったから気分転換でカラオケに行きたい」という人は少なからずいると思いますが「嫌なこと」というのは分かりやすい具体的な事柄がありますのでストレスに対するケアや気分転換という行動に移せます。
しかし、多くの場合でストレスに気がつくというのは簡単ではありません。
でも、花粉症のようにストレスが溜まり続けると許容できる容量を超えてしまいストレス疾患に陥ってしまいます。
そのストレス疾患というと多くの人は精神疾患に付随するうつ病などを想像する人が多いと思いますが必ずしも精神疾患という訳ではないにしても原因不明の疾患の多くはストレスからの疾患という形で現れます。
ストレスは体内を酸化させ免疫力が落ちる原因になります。
免疫力が落ちると風邪を引くリスクが増えます。他にもコロナやインフルエンザのような感染症を発病するリスクも大きくなります。
そして、体内が酸化すると持病の悪化や病気の進行を早めるなど多くのリスクを抱えてしまいます。
ストレスが要因になって現れる疾患は多く例えば平熱が38度ぐらいまで上がる可能性もあります。
これは、体内の自律神経が崩れてしまい高熱が出る訳ですがストレスが要因となって現れる疾患は薬が効かないので体温が上昇し解熱剤を服用しても体温が下がらない事になります。
他にも、「声が発しにくい」「耳が聞こえにくい」「目が霞む」「吐き気がある」「頭痛がある」など検査などをしても異常がないのに症状だけある場合は基本的にストレスが要因になって現れるストレス疾患の特徴でもあります。
そして、原因が判明しない疾患は治療が出来ませんので明日治る可能性もあれば一生治らない可能性もある訳です。
これは、精神疾患でも同じでうつ病と診断されて薬を飲んだら治る人もいれば薬を飲んでも治らない人もいます。
逆を言えば、薬を飲まなくても治る人もいますし薬を飲み続けても改善しない人もいます。
仮に改善したとしても、定期的に悪化したりし何十年、一生治らない人もいます。
ストレス疾患の恐ろしい部分は「明日治る可能性もある」でも「一生治らない可能性もある」という事です。
ですので、メンタルケアは重要ですという訳ですが私も含め多くの人がストレスという問題に気が付けないのも事実です。
私自身も、倒れるまでストレスと向き合ってはいませんでした。
でも、今振り返った時に「アレが問題だった」「あの時休めば良かった」「断るべきだった」と精神疾患に陥った要因が多くあったことに気がつくこともあります。
要因は多くありますが何も対処出来ていなかったことで精神疾患を患ったという答えにつながってしまいます。