ピアカウンセラーとは?

ピアカウンセリングの原型は緩和病棟での末期癌などの患者同⼠がレクリエイションなどを通じて患者さん同⼠で話をする事で病状の安定や延命に繋がることなどから同じ病気を患う⼈同⼠が話をする事の意味が⼤きいという事から各疾患におけるピアカウンセラーの臨床現場における研究がスタートしました。

⽇本では殆ど認知されていませんが多くの疾患でピアカウンセリングは存在しています。

例えば⾝体障害者のピアカウンセラーなどは交通事故などで突然腕や⾜を失った患者さんに対して⾃⾝も実際に腕や⾜などを失った経験がある⾝体障害者の⼈がサポートするピアサポーターやピアカウンセラーが存在します。

⽇本での導⼊実績はあまりありませんが⾝体障害者によるサポートやカウンセリングはリハビリなどに繋げるためにも⼤きな意味があるとされています。

他にも不妊治療や産後の⼦育てなどに関するピアカウンセラーも存在します。
不妊治療や産後の⼦育てに関するピアカウンセリングは⽇本においても産婦⼈科などで運営されています。

海外では多くの疾患におけるピアサポーターやピアカウンセラーが存在し臨床の現場で活躍しています。

⽇本の医療現場やカウンセリング分野ではピアカウンセラーではなく臨床⼼理⼠によるカウンセリングが⽀流でありピアカウンセラー⾃体の⼈数なども⾮常に少ないのが実情です。

海外では多くのジャンルのピアカウンセラーが⼊院治療における臨床現場にピアカウンセラーやピアサポーターが常駐している事が多く⼀般的なカウンセリングシステムとして定着しています。

また、個⼈でカウンセリングルームを運営するピアカウンセラーも多く存在し既に多くの実績と有効性は⽰されています。

⽇本では残念ながらピアカウンセリングというカウンセリングスタイルは定着していない状況で⽇本でのカウンセリングと⾔えば臨床⼼理⼠が⾏うのが⼀般的になっていますが海外では病気に関わるカウンセリングとしてピアカウンセリングの⽅が有効性も⾼いとされ病気などの疾患に対するカウンセリングスタイルとして定着しています