
突然の発作にさようなら!パニック症はカウンセリングで「治る」ものなの?その有効性を解説
突然の動悸、息苦しさ…「もしかして、また?」その予期不安、本当に辛いですよね。
電車に乗っている時、人混みを歩いている時、あるいは家でリラックスしているはずなのに、突然、心臓がバクバクして動悸がしたり、息が詰まるような息苦しい感覚に襲われたり。それがパニック発作。そして、「またあのパニック発作が起きるんじゃないか」という予期不安が常に頭をよぎり、電車や人混みなど、特定の場所を避けるようになっていませんか?いわゆる広場恐怖症を併発しているケースも少なくありません。めまいや過呼吸など、様々な症状が出て、日常生活に支障をきたしているあなたへ、この記事ではカウンセリングがパニック症にどれほど有効なのかをお伝えします。
「カウンセリングだけでパニック症治る?」その疑問に答えます
「薬は飲みたくないけど、カウンセリングだけでパニック症治る?」「本当にパニック発作が減るの?」そう思う方もいるかもしれません。結論から言うと、カウンセリングはパニック症の改善に非常に効果的です。特に、パニック症に特化した心理療法は、多くの治療実績があり、科学的根拠(エビデンスベース)に基づいています。
もちろん、症状の程度によっては薬物療法との併用が推奨される場合もありますが、カウンセリングと薬の併用は、より高い改善効果が期待できます。そして、カウンセリングだけで症状が克服できるケースも少なくありません。
パニック症に効くカウンセリングって?具体的な「なぜ治る」のメカニズム
では、具体的にどんなカウンセリングがパニック症に有効なのでしょうか?
- 認知行動療法(CBT):これは、パニック発作に対する誤った思考パターンや恐怖の捉え方を変えていくアプローチです。「この動悸は危険なものではない」「息苦しいのは死ぬわけじゃない」といった、発作時に抱きやすいネガティブな思考を修正することで、予期不安を軽減し、発作自体が起きにくくなります。
- 曝露療法:これは、怖がって避けていた状況(例えば電車に乗る、人混みに行くなど)に、安全な環境で少しずつ身を置く練習をするものです。実際に怖い状況に慣れていくことで、広場恐怖症を克服し、パニック発作への恐怖を減らしていきます。
- マインドフルネス:発作が起きそうになった時に、自分の身体症状や感情に意識を向け、客観的に観察する練習をします。これにより、過呼吸を防ぎ、パニックに陥る前に冷静さを取り戻す手助けになります。
これらのカウンセリングを、公認心理師や臨床心理士といったパニック症専門のカウンセラーと進めることで、あなたはパニック発作のメカニズムを理解し、めまいや動悸といった具体的な症状への対処法を学び、日常生活の支障を改善できるでしょう。
治療期間は?そして、その先の「再発防止」へ
パニック症のカウンセリング治療期間は、個人の症状や状況によって異なりますが、着実に改善へと向かうことができます。そして、症状が落ち着いた後も、カウンセリングで学んだスキルは再発防止に大いに役立ちます。一度克服した経験は、あなたの大きな自信となるはずです。
もし今、あなたがパニック症で苦しんでいるなら、一人で抱え込まず、カウンセリングという選択肢を考えてみてください。適切なサポートがあれば、きっと心の平和を取り戻し、自分らしい自由な毎日を送れるようになります。